今回はSEO対策で重要な【キーワード調査】の具体的な方法を紹介していきます。
コンテンツを作る際、コンテンツ制作会社に外注しているケースも多いでしょう。
その際に重要となってくるのが、キーワード調査です。
キーワード調査をしっかり行う事によって、どんなキーワードで検索している人が多いのかが分かるだけで無く、どのようなコンテンツであれば、SEO対策で上位表示されるのかも、把握する事できるようになります。
今回の記事では、実際に弊社がキーワードの選定をどの様にしているのかを公開していくので、是非、SEO対策の参考にしてみてください。
また、様々な方が活用しやすい様に、ここで紹介するツールは全て無料ツールのみの紹介としていますので、気軽に導入して頂ける方法となっていますので積極的にご利用ください。
1:キーワード調査の方法

自社で商品やサービスをインターネットで販売していく際に、検索エンジンから評価され、上位表示を実現する事で、アクセス数を集めるSEO対策の手法はとても有効なアプローチです。
そして、そのSEO対策で上位表示を実現する為に必要不可欠なアクションが「キーワード調査」となります。
まずは、最も基本的な手法である競合企業の分析を紹介します。
1−1:競合企業・サイトの分析
まずは、競合企業をピックアップしましょう。
業務において、本当に競合になっているサイトはもちろんですが、それ以外にも色々な競合となっているサイトがありますので、それらをピックアップしていきましょう。
具体的には以下の手法が挙げられます。
①本業での純粋な競合の企業
②自社が上位に表示したいキーワードで検索される他のページ
③本業とは価格面などで競合にはならないが、同じターゲットを対象としている企業
これらが競合企業・サイトの対象となります
①/②については、特段の解説は不要かと思いますが、③については、若干分かりにくかと思いますので、補足で解説していきます。
③については、例えば高級ホテルとビジネスホテルの様な関係性です。
これらは価格が違うので、純粋な競合ではありませんが、同じ地域で泊まりたいと言うニーズを持っている人を対象とすると言う点においては同じターゲットを対象としていると言えます。
そのため、リアルの世界におては競合ではないと、思うかも知れませんが、SEO対策の世界ではウォッチする必要のあるい競合サイトだと言えます。
1−2:meta keywordの分析
次に競合となり得るサイトをピックアップすることができればサイトの分析の方に進んでいきます。
まずはそれぞれのサイトのソースコードを分析していきましょう。
ソースコードの見方は使っているブラウザによって若干異となりますが、ブラウザの【表示】【ソースコードを表示】を見ていけば、そのサイトのソースコードを閲覧する事ができるはずです。
もし見つからなければ、お持ちのブラウザ名+ソースコードでGoogle検索すると見つかります。
ソースコードを開くと見慣れない、コンピュータのプログラミングの画面が出てくると思います。
そのコードの上部にある【header】と呼ばれるものの付近に【meta keyword】と記載されている場所があります。(見つからなければ、control+Fで検索するとすぐに見つかるはずです。)
この【meta keyword】はとても重要ですので、競合といえるサイトは全てチェックしましょう。ちなみに【meta keyword】はそのページが重視しているキーワードの事を指しています。
このキーワードは同じサイトであっても、ページごとにキーワードの設定を変えているケースがありますので、同じサイトであっても、他のページのキーワードも全て調査すると良いでしょう。
この方法を用いることで、ライバル企業ががど様なキーワードを設定しているのかを簡単に把握することができます。
リアル世界での競合だけでなく、ネットでの検索順位の高いサイトなどもそそれぞれを調べる事はかなり大変な作業ではありますが、この手法を活用することで、キーワードの選定はかなりできるはずです。
1−3:キーワードの出現率・頻出度の調査
もし競合サイトの中身を分析していて、いくつかキーワードが出てくる場合には、各キーワードの頻出度をチェックします。
参考:
http://seo-takaya.com/keywords.php
http://ohotuku.jp/keyword_ratio/
出現率はコンテンツのなかにどれくらい、そのキーワードが出現しているの比率を示すものです。
実は、昔はこの出現率は非常にSEOに与える影響が大きかったと言われています。
しかし、今はこのキーワードの頻出度がSEOに与える影響はかなり少なくなっており、SEOの順位を決める上では、あまり効果が無いと言われています。
では、なぜそんな効果が無いと言われている出現率・頻出度を調査するのかというと、ライバル会社がmeta keywordを定期等に設定いているだけなのか、コンテンツの内容にもしっかりと反映させているのかを把握することができる為です。
また、キーワードの出現率がが多すぎても少なすぎてもダメだという考え方は今でも有効です。
そこで、キーワードのチェックの後でこれらを使って不自然かどうかのチェックに役立るだけで無く、競合サイトの出現率もチェックする事で、ライバルがキーワードを重視しているかも分かります。
また、調査はとても簡単で、実際のURLを入れるだけでキーワードなどが検索できるものとなっています、
キーワードを選出するためにこれらを活用しましょう。
あくまでコンテンツを制作していく上で重要視されているキーワードを抽出するものであるという認識をしておいてください。
1−4:サジェスト・キーワードとは
キーワードの検索において最も役立つものがサジェスト・キーワードです。
サジェストとは、特定のワードを入れた後に頻出の検索結果が表示されるツールのことです。
例えば何か1つ対策したいワードがある時にそのワードを検索欄に入力すれば、その次に出てくるキーワードを全て網羅してくれる機能です。
実際に「就活」というキーワードで対策したい場合には「就活」と検索欄に入れます、するとその次にユーザーがどんな言葉を使っているのか表示してくれます。「就活」の場合はその次に「対策」や「髪型」などが表示されました。
引用:Google
お勧めの使い方として、このキーワード全てを1枚の紙にまとめて手書きでグルーピングしてみると良いでしょう。
こんな感じです。
もちろん、AIで自動的にグルーピングを分析までしてくれるツールもありますが、まだまだ高いとは言えないだけで無く、費用面も高いので、手作業で行ってみても良いでしょう。
手作業で行なうことで、ユーザーの本当のニーズを発見することができたり、思いもしなかったアイデアの発見に結びつくからであると考えられます。
分類分けのポイントとしては、似たような言葉、検索意図、検索目的、感情などを元に分類分けをしていきましょう。
分類分けをしっかりとしていくと大手、コンテンツのネタが生まれる事があります。
1−5:Google Adwords Keyword Plannner
キーワード分析をする上では、分析するためにはGoogleのツールの活用は欠かせません。
そこで用いるGoogleのツールは【Google Adwords Keyword Plannner】です。
これは、広告を出稿したい企業が利用することができるGoogleのツールになっており、SEO対策に役立つツールです。
このGoogle Adwords Keyword Plannnerの本来の目的は広告を出稿する際の検索ボリュームやおおよその金額を知ることです。これで関連するキーワードを入れれば、検索ボリュームや関連キーワードなど全てを表示することができます。
他にも、Google Adwords Keyword Plannnerは競合性を教えてくれるものでもあります。
例えば、あるワードに対して他社がそれについて出稿している会社が多いのかどうか分かります。Google Adwords Keyword PlannnerはGoogleの公式ツールなので、正確さには問題はありません。
しかしこのGoogle Adwords Keyword Plannnerにはデメリットもあります。
それは検索ボリュームの幅が広すぎると言う点です。
例えばGoogle Adwords Keyword Plannnerでの検索ボリュームの記載のされ方はこの様な感じです。
100〜1000以下
1000〜1万以上
1万〜10万以上
この様に非常に幅が広いものとなっています。これにより、まだあまりビューされていないユーザーにとっては非常に使いづらいものとなってしまっています。
しかし、そんな時にお勧めのサービスももちろん次に紹介します。
1-6:aranajake
【aramakijake】手軽に検索キーワードのボリューム数が分かるサービスになっています。
:http://aramakijake.jp
これも無料で利用することができ、検索ワードを入れるだけで、一発で具体的な検索ボリュームをお教えてくれます。
これの内容の正確さは業界の中で意見が別れているようですが、明確に検索の件数を示してくれたりと、わかりやすい見た目をしているので弊社ではよく使わせていただいています。
2:実は役立つ機能!Google検索サービス

SEO対策をしていて実は盲点となっているのがGoogle検索です。
我々の印象としてはこれを本当に使いこなせている人はかなり少ない印象です。
この意外と落とし穴なGoogle検索について、皆さんにはあまり知られていない手法やお勧めの手法を紹介します。
・2-1:ツール検索
Google検索の画面にいくと右上にツールというのもが表示されています。
ここのツールでは言語、期間、結果の内容を絞って検索することができるようになっています。
特に期間の設定は非常にお勧めしています。例えば期間の設定で「24時間以内」、「1時間以内」などに絞って検索した場合、1時間の中でのどの様な検索がされたのかが表示されます。
さらに期間は指定もできます。
これにより去年の同じタイミングで掲載されているコンテンツを見ることができます。
この手法を用いる事で、時期要因を踏まえて検索結果の分析を行うことができます。
・2-2:完全一致検索
Googleで検索する際に平仮名で検索したものが勝手に漢字に変換されて表示された、なんて経験がある方も多いのではないでしょうか。
これはユーザーの立場からすれば文字が勝手に変わってしまっただけで、特に問題はありませんし、むしろ便利な機能といえるでしょう。
しかし、コンテンツを制作をする立場からすれば、思いもよらず結果が変えられてしまうと、送り仮名など細かな設定をどうしていれば良いのかを分析する作業が必要になってしまします。
そこで、Googleの完全一致検索を利用すれば、平仮名、漢字、カタカナ、送り仮名、に一致したものだけを検索結果に表示してくれるので、心配なく使用することができます。
具体的な方法としては検索したいキーワードに” ”ダブルクオーテーションをつけます。
例えばこれでコーヒーと珈琲の違いを分析することができるようになりますので、実際にコンテンツを制作する際に悩まなくて済みます。
・2-3:not検索
このnot検索はキーワードを外したい場合に使うものになります。
例えばiphoneの価格を比較をしたい時に iphoneの64GBと32GBの価格が表示されます、この時に「-32」と入力することで32GBの検索結果が省かれることになります。
これを使えば知りたい情報だけを検索することが可能になります。
・2-4:曖昧検索
これは検索したいキーワードが曖昧な時に予測で検索結果を表示してくれるツールです。
例えばある部分だけは覚えているが全体の言葉が出ない場合などにによく使われる手法です。
言葉と言葉の間に「*」ワイルドカードを入れることで検索できるようになります。
例:猿も*から落ちる
・2-5:file type 検索
これは指定した拡張子だけの検索ができるようになっている機能です。
よく使われているのはPDF形式のファイルだけを調べたい時に便利です。
これでPDFだけの検索結果が表示されるので、情報探しには非常に役立つツールだといえます。
言葉の最後に「filetype:pdf」と文字を入力すると、この場合PDFだけが表示される様になります。
就活filetype:pdf これで検索すれば就活に関するPDFファイルだけが表示されます。
・2-6:サイト検索
この方法を使えばこれはGoogleでキャッシュされているページに限定されてはしまいますが、そのサイト内で検索を行うことができます。
サイト内検索の機能が無いが、何かワードをを検索したい時によく使われる手法です。
URLの前にsite:と入力すればWebサイトに検索機能が用意されていなくても、目的のページを一瞬で見つけ出すことができます。
・2-7:related 検索
自社サイト、競合サイトではない別の関連したサイトを知りたい場合にはこの手法はお勧めです。このrelated検索で、自社サイトと似ているものを調べることができます。
実際にGoogleの検索欄に「related:ドメイン名」と入力すると、Googleが類似するサイトと判断したサイトを表示してくれます。
・2-8:intext 検索 + 完全一致検索
少し長めのキーワードを検索した場合に、サイトの中にその文章が連続せずに記載されていているという経験がある方も多いはずです。
例えば「こだわりの100%国産野菜」と検索した時に「こだわり」と「国産」と「野菜」が別々に表示されていると言うケースです。
しかし、この機能を使えば、「こだわりの100%国産野菜」と、指定した通りに表示させることができます。
intext:”こだわりの100%国産野菜”
これで検索してみてください、するとこのワードが一字一句間違いなく表示されます。これは意外と知られていません。
3:Q&Aサイト
当社がSEO対策で特に対策しているのがこの【Q&Aサイト】です。
「教えて!goo」「Yahoo知恵袋」などがその代表格です。この【Q&Aサイト】に書かれていることを分析することで、ユーザーの検索意図、やサイトのキーワードが何なのかなどを全て把握することができます。
この内容を分析した上で自社が作ったものを確認し、既存のサイトに漏れがないかどうかを判断していくことがコンテンツ対策において非常に重要だと言えます。
4:テキストマイニング
このテキストマイニングはAIを用いて文章を比較して、文章の関連性などを自動で分析してくれるツールです。共起はコンテンツマーケティングではとても重要なことです。このテキストマイニングではキーワードに関する、形容詞や、ポジティブかネガティブかなどの人間の感情まで自動で表示してくます。
https://textmining.userlocal.jp
これはその一例なのでぜひ参考にしてみてください。
5:まとめ

弊社では有料ツールをつかっていますが、以上のようにキーワード調査と言っても無料で使えるものは沢山あります。
正直、各種検索のツールなどを活用しても、SEO対策が全て網羅できることはないと思います。
コンテンツマーケティングとは地道に一つ一つ役立つものを作っていくものであり、その目標の手助けしてくれるのがこれらのツールだからです。
なのでSEO対策をしたいには以上に紹介した様なツールに依存するのではなく、弊社のようなコンテンツを専門にするコンテンツ制作会社を使っていくことをお勧めします。